mp3プレーヤーとUMS機能

mp3プレーヤーを購入する際にUMS(UsbMassStrage)機能を持ってないとダメって方は多いでしょう。UMSとは、PCの方で単なるストレージとしてプレーヤーを認識して、ファイルをドラッグ&ドロップするだけで転送できるというものです。
SONYがついにmp3対応walkmanを出しましたが、それでもmp3を一度変換しなければならないようです。それじゃあ、以前と何も変わっていないじゃないと思いますが・・・(苦笑)
とにかく、私が使っているRio SU30というmp3プレーヤーはUMS対応で簡単にファイルをやり取りできるのですが、正直言って本体に一度入れたファイルをまたPCへ戻すような操作を一度もしたことがありません(笑)。だって、PCにはオリジナルが入っているから― というわけで、実際にUMS機能を使ってmp3のファイル交換をするかというと、そうでもない。とりわけフラッシュメモリ式なら、容量的にみても大した脅威でもありません。
それでsonywalkmanは相変わらずmp3は暗号化されてしまいますが、結局さぁ、この機能って偽善だよね? 本気でmp3のやり取りをしようと思ったら、zipか何かで固めておけば良いし、mp3以外のファイルは公然とやり取りされても良いって言っているようなものでしょ? HDDを搭載したプレーヤーならば、店頭や、職場、学校のPCをOSごとコピーできてしまうっていうのに、いまさらmp3だけを好き好んで取ろうとする人は居ないでしょう。少なくとも、それが出来たところでプレーヤー本体のせいじゃないよ。
結局は突き詰めてしまえばコピーガードを施す対象はmp3だけではないのだけれど、mp3を規制することは非常に強い影響をもつのです。コピーガードが掛かるファイルがmp3だけと分かっていても、プレーヤー本体を使ってファイルをやり取りしようと考えている人は、まずそのようなプレーヤーを選ばない。
どちらにしても、今後はmp3のような柔軟な音楽フォーマットが出ることはないのかも知れません。