目明し編、罪滅し編

解をやりました。・・・でも、やって大分後悔しました(T∇T)。全部出揃ってからやれば良かった。
とりあえずそれぞれ感想でも書いてみます。以後ネタバレ注意

目明し編

このシナリオは、綿流し編の解答のようです(笑)。解答っていうと、それがただ一つの答えみたいなイメージですけど、ぶっちゃけ、このゲームはミステリーでも何でもないので、自分の考えていた回答と比べて楽しめば良いんじゃないかなって印象です。特に捻りもないような、ストレートな感じの結果でしたね。可も無く、不可も無く。

罪滅し編

キタキタキター。問題のシナリオキターって感じです。ネットを見ていると評判良さげですが、アラだらけですね。やった人は分かると思いますが、普通の推理小説のようなミステリーとは呼べません(笑)。でも、作者が今までで一番楽しんで書いているのが良く分かります。
以前のシナリオと比べて、慎重さが欠けてしまっている気がします。前まではあれほど慎重に物語を進めていたのに、今回はそれがありません。でも、一番勢いがあるので読むのは楽しいです。
肝心の解答ですが、私には「ちょっと無理があるんじゃないかな!」と思えます。例えば、

人間を解体するのは、魚を解体するのと同じ。

ってありますが、幾らなんでも無理があります。こういうところはしっかりと三段論法なりで論理的に詰めないとシナリオがチープに感じます。魚の感覚で人間がさばけるわけがありません。これがまかり通ってしまうと、人間を殺すのは魚を殺すのと同じことになってしまいます。つまり、レナが発言していた

人を殺すのがどれほどの覚悟がいるのか分かる?

といった発言と矛盾してしまいますYO
あとね、『友達を信じろ!』と散々言っている割には、レナとの秘密をすぐに魅音に話してしまうし、信じろと言っている割には圭一もレナも、相手を信じていない行動を取っています。まさか鬼隠し編の解答として、こんなに感覚的なトリックだとは思いませんでした。まぁ、確かに意外なんですけどねぇ。
ミステリーを書く人は、書いているうちにだんだんとファンタジーの世界へ傾倒してしまいます。西尾維新も良い例です(笑)。ひぐらしも例に漏れません。というか、初めからひぐらしは”そのような”世界観の下で書かれているのでしょうか。ひぐらしの”解答”とは、ひぐらし世界の解釈法なんですね。ひぐらしっていう世界をどんな世界観から見つめるかっていう問題。どうやら梨花は世界の外側に立つ人間みたいですね。最近流行の並行世界のお話なのかなぁ。
ひぐらしはミステリーというには大仰です。言わばビジュアルライトノベルだと思いますw
次の解答は、二つの世界が重なるってお話かなぁ? 圭一が二人出てるし。それとも、どっしりとしたミステリーに回帰するのかな。