岡田斗司夫さんの日記の終了

モノマガジンに連載されていた日記が終了してしまったようです。実は、この日記は連載が始まった当初から読んでいました。もちろん、モノマガジンで。もう7,8年前かなー(笑)。私が岡田斗司夫さんを知ったのは、オタクの方面からではなく、朝日ソノラマ文庫の”僕たちの洗脳社会”からですね。実は、彼の日記の6年前?の記事の写真の中に私が写っています(爆笑)。岡田斗司夫さんが、某所で講演を行った際に、前の方で聞いていたからです。彼が開口一番、はじめに言ったことは、(今でも忘れず覚えているのですが)

君達は自分が中流家庭だと思ってるでしょ? でもホントにそうなの? だってさ、この周りにもビルが沢山あるけれど、君達はこういうビルなんて持ってないでしょ? でも、こういうビルは誰かのものであって、君達よりもずっとお金持ちの人はビルを沢山持っているんだ。

という内容でしたね。その後は、お金持ちになるにはどうすればいいのか、これからの社会はどう変わっていくのかを話していたと記憶しています。知っている人も多いでしょうが、岡田斗司夫さんの得意なディズニーランドの話もしていました。
彼の日記自体は、そういった講演や、テレビ朝日のコメンテーターとしてのコメントに比べれば本当に然とした日記に過ぎないのですが、個人的に一つの時代の終わりを感じてしまいます。それはモノマガジン自体を観察しているだけでも感じてくることです。もう、額田さんと岡田さんの特集は見られないし、モノが豊穣だった時代の終わりを示唆しているように感じてしまうからです。
私が一体何をすればいいのか、一番初めに意識させたものは岡田斗司夫さんのパラダイムシフトの話だったのです。未だに彼の予言が外れていないことが、私の中での数少ない奇跡の一つです。