私を取り巻く世界

歩みを止めて、ふと自分の環境について客観的に振り返ったことがあるでしょうか。私は思うんですけれども、誰の人生にしろ、今の自分があるのって奇跡みたいに薄い確率の連続なんじゃないかなって。そこでね、自分の今居る環境でも良いし、育った環境でもいいのだけれど、そんな”環境”というか世界を、一つの”系”として捉えるとね、人生は系の連続連鎖だってことでしょう? それでも面白いことに、例えば私の例をとってみると、幼い頃の系と、高校生、大学生の系、そして今現在の系はぜーんぜんバラバラ。共通点はあんまり無いです(笑)。過去、私と同じ系に属していた人は、私とは全く違う系に進んでしまっています。それでも時々思いがけないところに縁があって、ばったり出遭ったりするから面白いものです。
誰か、条件に合う人を探している場合、似ている人を一人でも捕まえられれば、”系”から芋づる式に手繰り寄せることが出来ます。これにはみんな納得だと思う(笑)。そして、その系の中の人達は、それぞれ似たり寄ったりなのだけど、どうしてその先の進路がバラバラなのでしょうね。気づけばみんな違うことをしている。その系の連鎖の分岐こそが、個性なのでしょうか。だとしたら、個性は自分で付けるものではなく、運命的に選ばれるものだと思ってしまいます。少なくとも、系の連続連鎖の過程の起点と、私を取り巻く世界系を加味して初めて、個性として次なる系へのステップを踏み出すことが出来るからです。
ああ、それが、運命ですか・・・orz