ライフゲームは人生ゲームよりも現実的なり

ライフゲームというものをご存知でしょうか? 生命体が繁殖する様を簡単にシミュレーションしたソフトウェアのことを言います。ドットなどを一個生命に見立てて、それが繁殖していく様子が観察できます。
では、みなさん! 今からライフゲームを設計してみてください!
なんて言われたら、どんな風に考えます? アメーバみたいに自己分裂するようなものをモデルにしても何でもいいよ。ちょっと複雑になると、グループを作っていこうとする生命体とか、グループ同士戦いあうようなものも設計できるかも知れません。私と一緒に考えて行きましょう。
まず、新しい生命が生まれるということは、その生命はいつか死ぬということです。これは忘れてはいけません。その次に、寿命が存在するということは、年齢が存在するということです。
・・・・・・もうさ、そろそろ賢い人は気づくんじゃない? 何ていうか・・・ライフゲームの世界も、結局は年功序列だって。考えてみようよ、このあとのライフゲームを。少なくとも、権力を握るにはある程度の年齢が必要なんだってことがシミュレーションできるんじゃない? 何か他のパラメタを振ればいいって? そのパラメタはどのように振るんだい? ランダムに振り分けるパラメタなんて、本質的に無いのと一緒じゃないの?(笑)。ほら、やっぱり年齢って要素は権力には無関係ではない、よ。それはライフゲームにおける端的なシミュレーションにおいてもね。というわけでね、年功序列が完全に悪いかって言われると、このモデルから考えて、そうでもないんじゃないのかなぁ。君はどう思うよ? どんなライフゲームを作るよ? 面白いモデルが出来たら、動かしてみればいいじゃん。 作ってみたら、私にも見せて欲しい。何はともあれ、自分でシミュってみるのが一番大事みたいですよ(´ー`)
一般論に甘んじて自分で考えることを放棄してませんか? それじゃあ、君は誰かのライフゲームに出てくる一つのドットに過ぎないんじゃないのかなぁ。多くの人は市民の役割で与えられたルールの中だけで動いているのに対して、本当に強い人はね、強者たらんとするため、世界の外側に立ってルールを設定しているよね。