切なさと刹那さ

何かを選ぶということは、何かを選ばないっていうことです。つまり、私たちは不可逆な時間の流れを、進まざるを得ない因果の中で、確実に何かを失い続けています。それは結果論ではなく、因果論ですが。
今、M越前駅の誰もいない地下通路を歩いています。小学生の書いた絵が飾られているのですが、小学生が天才なのは、ピカソに似ているからではなくて、その絵がただ然として一点の迷いもなく、写実的に書かれた結果だからです。私はそんな絵を書くにはあまりに色々な事を知り過ぎているのです。
単純な同情でも、贔屓目でもなく、希望に満ち溢れた絵を楽しげに書くのだから、良いなって思うんですヨ♪ その先に輝く未来があれば−