イリヤの空 UFOの夏 (1)

各所で有名なイリヤの空を読みました。季節的にはばっちりです。ちょっと電撃文庫の小説を買うのは抵抗がありましたが、ライトノベル読者だけでなく、硬派な難しい本を読んでいる方まで絶賛しているので読んでみようと思いました。3巻まで買ってあるけれど、ただいま『正しい原チャリの盗み方』まで読み終わりました。2巻の初めまでですね。
まだ途中なのではっきりとしたことは言えないけれど、話の途中でポツリポツリと出てくるセリフとその情景が、センスあるなぁ〜と思えます。

あのときの自分なら、両腕を上げて走れば空も飛べるに決まっていた。

例えば原チャリの盗み方の後編の最後の部分とか、「ああ、分かる〜」ってものすごく同意できます。だって、ついこの間まで私も空を飛べると思っていたし、水の上も歩けると思っていたから― 今では色々としがらみがあって、昔みたいに無制限に行動することなんて出来やしないけれど、私はこういう青臭くてもっともらしい話が好きなのです。
作者の秋山瑞人さんの近影がナイスです(笑)。話は変わりますが、この小説、2005年にアニメ化するとか・・・