[抽象]日曜ニート

以前はよくニートという言葉を耳にしました。私は最近、すっかりテレビなどを見なくなってしまったので現状どうなっているのかは分かりません。なぜこんなことを書くのかというと、今日は三連休の最終日だからです。連休の最終日は、次の日仕事に行くのがすごくすごく嫌になってたまらなくなるからですねー//(≧∇≦)
そんなとき、よくネットサーフィンをします。普段はあまりネットをしませんが、会社が休みで、次の日仕事、しかも持ち帰り仕事があって、明日までに家でやらなければならない、といった条件が重なると、インターネットに夢中になってしまいます。きっと多くの方がそんな経験があるんじゃないでしょうか(^^;) 何か目的があってインターネットを見ているわけではなく、ただ眺めているだけ。wikiペディアやyoutubeなどを、思いついたキーワードで検索してそれを見ているだけです。
以前の自分は、もっともっとやる気に満ち溢れていたような気がします。”やる気”なんていう曖昧な言葉を使って表現してしまえば、今でもやる気はありますが、働いていると、その場しのぎでの対処ばかりしていて、本腰をいれて勉強する暇がなくなってしまう、頭を真剣に絞って何かを考えるといったことをめっきりとしなくなりました。仕事中に頭を使っていないという意味ではないですよ?無期限でひとつのことを延々と考える時間が取れないってことです。自分の興味のあることに、突き詰めて時間を掛けられるということが、私は学生の特権だと思います。その時間はとっても形而上学的だとも思います。
さて、表題にニートと書きましたが、普段は働いている私も、仕事の前日は完全にニートです。月80時間とかマラソンみたいに残業している私も、連休の最終日は鬱です。今日などはもう、ほんっとに情けないくらい、意思が弱くて、泣きそうで、弱ったらしいニート的生活をしています・・・それは、不安があるからだと自分でも分かっているんです。よく新入社員に送る先輩社員からのアドバイス的なものがインターネットに載っています。大体が「考えるより行動しろ」って書いてあります。なるほどー。その通りですね。それを見てピーンと来たのは、ニートの抱える不安はきっとその新入社員が抱える行動できない理由に近いと思うのです。なぜ行動できないかっていうと、それは経験がないから。未知なものが怖いからに他ならないと思います。営業の電話を掛けたことがないから、誰に連絡していいのかわからないから、「考えるより行動しろ」の何を行動して良いのかが分からない状態ですね。日本はとてもコミュニケーションが密な社会ですから、失敗の風潮を恐れて行動できないという気持ちが強いのでしょう。
なーんて、えらそうに書いてますけど、私も明日がどうなるか分からないのでかなり不安です。仕事がどうなるのか展開が読めなくて、いつも不安になります。この年になって、働いていて、勝手に家借りて住んでて、それでも不安なんだからしょうがない。きっと誰もが同じように不安にすごしているのさーと思って暮らしていくしかありません。高校、大学と普通に過ごせた人が、なぜ社会人になれずにニートになるのかといえば、私は次のように思います。

    • 高校、大学までは勉強をしてより良い学校へ進学すればいいという単一的な価値観で過ごしていた。
    • 就職になると、勉強ばかりしてきた人が今度は逆に何をすれば良いのかが分からなくなってしまう。
    • 働きたいけど、具体的に何をすれば働けるのかが分からない。
    • 自分は何がしたいのだろう?と自分探しに迷走してしまう。

その気持ち、本当によく分かるよ・・・(T∇T) ニートに陥る一番の原因は、それまでの人生で大きな挫折をしていないってことだと私は思います。会社の求人に応募するってことが、実は人生の中でも大甘だよ〜って思えれば良いんです。履歴書書けば会ってくれるんですから。世の中にはそんな機会さえ与えられないことがいっぱいいっぱいあるよ〜ってことを悟っていれば良い。
というわけで、私は、やりたくないことをしなければならないとき、それと類似した辛かったことを思い出して、「それよりも簡単じゃん」と思うようにしています。これが私の魔法の言葉です(´ー`)。効果抜群です。会社に入って、家に持ち帰った仕事をやりたくないな〜って時には、受験生のときはいつも試験前に勉強していたなと思えば、やりたくないことでもサクサクできる。今度の相手先企業へのプレゼンしたくないな〜ってときには、好きな子に告白する方がよっぽど大変だったよと思えば楽勝です♪後は、人生は失敗しても意外と周りは失敗に寛容だよってことを理解していればOK(≧∇≦)b☆
私がこんなことを長々と書く理由は、この文章自体が自分への励ましのメッセージだからです。そんなことは言わずもがなでしょうけれど・・・

それが、本当に人生で一番のピンチなのか?乗り越えられる自分が想像できる限り、それは既にできたも同然、楽勝だよ。

追伸

先に述べたように、学生のときはより良い進学を目指して勉強することが正しい価値観だよーと書きました。私はそれが今でも一番正しいことだと思います。勉強以外にスポーツをしても、楽器をしても良い。でも、学校に入って誰もがしなければならないことは勉強だから。スポーツなどは結構天性の才能が必要な部分が多い。それに比べて勉強は弱者に優しいと思うからです。
余談ですが、よく浪人するのは時間の無駄と書かれていますが、私自身浪人しているので、ちょっと一言言うと、そんなに無駄ではないですよ〜。挫折が多い分だけ、後の人生の危機を乗り越えるのが容易になるから。別に、その挫折する手段は浪人だけじゃないので、要は人生一度は負けた方がいいですよ〜ってことです(^^; うさぎとカメに出てくるカメのように、ゆっくりと後から追っかける人生でも良いじゃないかと。皆、早々に勝ちを急いで、選択肢を取りこぼさないように安易な勝ちに走りすぎていると私はちょこっと思います(^^;)。ちょこっとだけ。内申点とか、推薦とか、エスカレータとか、コネとか・・・どれもぜんぜん縁がなかったなぁと恨み言(´ω`)。感情むき出しになって、ガチンコで行動できる機会って、スポーツと入試くらいなものなので、私から言わせればゲームやインターネットがニートを生んだのではなく、本当にガチンコで歯を食いしばって努力して、それでも負けた経験をしなくなった人が多くなり、働くのが怖くなってニートになる人が多くなったと思いますヨ。推薦なんてこちらから放棄して受験してみた方が、後々の人生で楽をできるはずです。たとえ、そのときに失敗したとしても。あと、学校は何も教えてくれない、意味のないところだとも思わないことです。なぜって言うと、ニート更生学校のようなところって、結局やってることは普通の学校と一緒でしょ?学校生活を真剣に送っている人ならば、行く必要はないと思えたから。まぁ、単なる若者(笑)の意見ですが。